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シールズモデル プラ・インジェクションキット
キットレビュー
南極観測船 宗谷
(第3次〜第6次観測時)
今回、キットレビューをするにあたり、製造、販売元である(有)フォーサイト・シールズモデルより製品版を特別提供して戴きました。
尚、画像の使用など、全てモデラーズステーション「白い船」が、シールズモデルより許可を戴いて行なっておりますので
コンテンツのリンク以外、画像の無断使用や複製等は行なわないでください。
キット概要
本キットは、船体パーツで構成されたAランナーと、各種大小パーツを集めたBランナーの2枚構成となっており、
組立説明書とデカールが、一緒に封入されているプラ・インジェクションキットで、小売り価格は、2000円(税別)です。
取扱説明書はA3判で、表面には、宗谷の要目に加え、沿革を書いたものと部品リストがレイアウトされており、
裏面には、イラストによる組立手順が描かれているオーソドックスなものですが、
情報量は非常に多く詳しいので初めて組み立てる人も簡単に組み付けられるように配慮されています。
尚、初回ショットには限定品として、第2次南極観測で極地に残して第3次観測時に生き残り
無事に日本へ帰ってきたタロとジロの1/35メタルフィギュアが封入されています。
ボックスアート

キットの箱絵は、今までと違い、極地研究所などからの資料提供により、村山観測隊長撮影による船影をあしらっています。

裏面は、組立説明書で解説出来ないカラーリングやデカールの指定など、事細かに解説しており、非常に好感の持てるものに仕上がってます。
| キット ランナーパーツ詳細 |
![]() 上甲板ですが、写真の向きでは裏にモールドが有るので分かりません。しかし、細長い船体である事が良く分かります。ヒケは、貨物ハッチ裏に出来たものですが、他は殆ど見られません。 船体は、最近のスタンダードである、中央からの貼り合わせるものです。舷側には側面鋼板の溶接痕が凸状に筋彫りされており、更に側面に増設されたバルジも非常にシャープに表現されています。 ヘリコプター甲板は、非常に薄く平滑性もあり、技術的に見てもこれ以上無いと言った感じです。 |
船体の背面は、南極観測船以前に改造出来るようにスリットが掘られており、モデラーに十分配慮した設計となっています。上甲板は前部の航海用具は深い彫りでモールドされており立体感の高い仕上がりです。その後に続く、貨物ハッチも表現としてはベストな状態です。 ヘリコプター甲板の背面は、補強骨材が再現されているのと、船体から伸びるステー受けが、ポケットとしてモールドされています。 尚、中央に有る長方形の小パーツは、ラッタル(階段)をモールドしたもので、立体感を更に強調出来る素晴らしいパーツと言えるでしょう。 |
非常に精細なモールドが施された各パーツを見ると、金型を製作した福島模型製作所の技術力の高さが良く分かります。特に船橋は、キャンバー(梁矢)もキチンと再現されており、正面から見ても宗谷である事を強烈にアピールしています。これは、このサイズでは初めての表現じゃないかと思います。 画像では分かりづらいですが、搭載ボートには、カバーする天幕がモールドされていたり、航空指揮所の窓が開けられていたりと、至れり尽くせりです。 特にボートダビッドは秀逸の仕上がりで、他に転用したくなる位です。 |
背面から見ても、モールドの精細さは変わりません。船橋の床板も再現されているなど、製品化へのこだわりが随所に見られます。前後に有るマスト支柱とそれに繋がるトラスも非常に細かいモールドで再現されていて、改めてエッチングパーツを使う必要が無い位に良いモールドとして仕上がっています。 航海用具のウインチやウインドラス(揚錨機)は、通常一体モールドである事が多いですが、さすが、このキットでは別パーツ化されており、立体感と精密感を実現しています。 搭載航空機は、非常に良い機体モールドを施されていて、単体で欲しくなる程です。 |
| 組立説明書 |
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デカールは、南極観測船当時の標識やロゴマーク、甲板のライン・マーキングに加え、航空機の機体マークやラインをあしらっています。更に第1次観測から第2次観測時まで使われていた、ヘリコプター甲板のライン・マーキングも一緒になっています。 ここでで残念なのが、南極観測業務から退いて第1管区海上保安部に配属された後の船名ロゴや船番号が無い事です。 白の影付き文字ではなく、黒一色の文字という単純なレタリングだっただけに、含まれなかった事は残念の一言です。通常の海上保安庁の巡視船としても再現出来るキットなだけに、標識文字がアソートされていない事が非常に悔やまれます。これは、シールズモデルに改善を大いに求めたい点です。 |
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